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【WWS特別号】2025年ファッション界大変革!あのブランドのデザイナーどうなる?注目人事のウラ側とこれから

  • baseimayoshi
  • 6月1日
  • 読了時間: 4分

今回は「天気」を除いた特別号。

ここ最近巷を騒がしているラグジュアリーファッション界について掘り下げていこうと思います。


シャネル、グッチ、ディオール…誰もが知っているトップメゾンで、デザイナーさんが次々と交代するというニュースが飛び交っています。

これって、単なる会社の人事異動というだけじゃなくて、ファッション業界全体が大きく変わろうとしているサインなのかもしれません。


◆なんでこんなにデザイナーが動いているの?

「一体どうしてこんなにたくさんのブランドで?」と思いますよね。

背景には、いくつかの理由が考えられます。

まず、やっぱり「売上」の問題。厳しいビジネスの世界ですから、思うように結果が出ないと、新しいリーダーに期待がかかるのは仕方ないことかもしれません。

でも、これはネガティブな理由だけじゃなくて、ブランドが「もっと今の時代に合うように、新しく生まれ変わろう!」という前向きなチャレンジでもあるんです。

それから、「中国の景気がちょっと心配…」なんていう、世界経済の動きも、特にLVMHやケリングといった大きなファッション企業グループの判断に影響を与えているみたいです。


最近、気になるのは、デザイナーさんの任期が短くなっている傾向があること。

例えば、グッチのサバト・デ・サルノはたった4シーズン、トム フォードのピーター・ホーキングスは2シーズンで退任と聞くと、「えっ、もう!?」って驚きますよね。

ブランド側も、より早く結果を求めるようになっているのかもしれません。

クリエイターにとっては、なかなか大変な時代と言えるかもしれませんね。


◆注目のあのブランド、新しい顔ぶれは?去っていく才能も…

2025年、特に注目したいのは、スターデザイナーたちの大きな動きです。

例えば、シャネルには、ボッテガ・ヴェネタであの素敵なバッグや服を次々生み出して世界中を虜にしたマチュー・ブレイジーが新しく就任。

そして、そのボッテガ・ヴェネタにはラコステなどで活躍したルイーズ・トロッターが。グッチには、バレンシアガで独特の世界観を作り上げてきたデムナが移籍し、どんな化学反応が起きるのか、今からドキドキしますよね。

ディオール メンズには、ロエベを大人気ブランドに育て上げたジョナサン・アンダーソンが就任と、まさにビッグニュース続き。

これらは、LVMHやケリングといった大手グループが、それぞれのブランドの個性をさらに輝かせるために、戦略的に才能を配置している動きのようにも見えます。

他にも、ランバンにはベテランのピーター・コッピング、カルバン・クライン コレクションにはジル・サンダーなどで経験を積んだヴェロニカ・レオーニ、ジバンシィにはアレキサンダー・マックイーンを長年率いたサラ・バートンが就任するなど、実力派デザイナーたちが新しい挑戦を始めています。


一方で、長年ブランドを支えてきた素晴らしい才能たちが去っていくのは、少し寂しいニュースでもあります。自身のブランドを惜しまれつつ退任するドリス・ヴァン・ノッテン。

ディオール メンズとフェンディ ウィメンズという二大ブランドのデザインを手掛けてきたキム・ジョーンズがLVMHグループを離れるというのも大きな出来事です。

そして、ディオール ウィメンズを9年間という長きにわたり率い、多くの女性に影響を与えてきたマリア・グラツィア・キウリの退任も発表されました。

こうしたレジェンドたちの退場は、一つの時代の区切りを感じさせますが、同時に、次にどんな新しい才能がその大きなバトンを受け継ぐのか、という期待も膨らみますね。


◆これからどうなる?2026年春夏コレクションは見逃せない!

新しいデザイナーさんたちが本格的に腕を振るうのは、主に2026年の春夏コレクションからになりそうです。

なので、このシーズンは、ラグジュアリー市場全体にとって、ある意味「リセット」のタイミングになるかもしれません。たくさんの新しいクリエイションが一斉に発表されることで、ファッショントレンドがガラッと変わったり、ブランド同士の競争の仕方も変化したりする可能性があります。

スターデザイナーが人気のメゾン間を移籍する動きは、「やっぱり実力のある人は引く手あまたなんだな」と感じる一方で、「新しい若い才能が出てくるチャンスはどこにあるんだろう?」なんてことも考えてしまいますね。

私たちファンも、大好きなデザイナーさんを追いかけるか、それともブランドそのものを応援し続けるか、ちょっと悩ましいけれど、それもまた楽しい時期になりそうです。


◆最後に

2025年のこの大きなデザイナー交代劇は、ラグジュアリーファッションという世界が、常に「新しいものを生み出す力(創造性)」と「ビジネスとしての成功(商業性)」という二つのものの間で、一生懸命バランスを取りながら、前に進み続けようとしている証拠なんですね。

この変化の先にどんな新しいファッションが待っているのか、一緒にワクワクしながら見守っていきませんか?


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